2o22年も残すところあと少しとなりました。相模原で畑を借りてハーブを栽培して5年目です。今年は1区画の畑を移動して、2箇所に分かれていた畑を地続きにしたので効率が良くなりました。
2月の終わりのまだ寒い時期でしたが、越冬中のハーブを新しい場所に移植しました。Lemongrass,Lemon Verbena,Sweet Marjoram,Meadow Sweet,Lemon Thyme,Common Sage,St.John’s wort,Lavandin Grosso,Rosemary,Engrish Mint,Lemon Mintたち。新しい場所に移植した後、LemongrassとLemon Verbenaは根付きませんでした。やはり熱帯地域の植物を冬に動かしたのが原因と思います。
春が訪れ、Chamomile Germanが咲き始めます。畑も段々と緑が濃くなり、花の季節になります。ハーブ教室では5月には畑でTincter&ポージー(花束)作りをして、香りと色彩を五感で楽しみました。
6月の梅雨時期にLavenderが開花します。収穫には、雨が続くと乾燥が上手く出来ないので困ります。4~5日晴天が続いたタイミングで開花が2,3割の時に収穫します。この時期はタイミングを見計らうのに気を使います。
Lavandula ‘grosso’,Lavandula×Intermedia’impresspurple’を栽培しています。花の量が多く、樹形が整い、比較的育て易い品種ですが、土壌によって香りが左右されます。Akemi Herb Funの畑は有機由来の堆肥を入れ、石油由来の肥料は使わない栽培をしているので、香りの良いLavenderが咲きます。
7月には収穫が目白押しになります。
左からCalendula、Blue Mallow、Stinging Nettle
その他にも次々にハーブが育つので、収穫のタイミングを逃さないように畑に足を運びます。ハーブの成長が盛んとなる時期ですが、一般に雑草と言われる草も旺盛で、整理しないと風通しが悪くてハーブがやられてしまうので気をつけないといけません。
草も、ハーブの手入れなどで出た枝や葉、ハーブティーの残渣などは皆、土に帰しています。これが土の栄養となり、ハーブを育てます。
8月は熱帯地方の由来の植物を除いて、大抵の植物は一旦、暑さで成長をお休みしますが、草はよく育ちますね。お盆を過ぎた頃から、秋に向かってまた成長を始め、2回目の収穫が始まります。
収穫と同時に株分けで苗を作り、今いる子が枯れてしまった時にその株を絶やさないように、家に連れ帰って育てるようにしています。これで安心です。
種取りも然りです。
9月以降は挿し木と、やはり株分、手入れをしながらの収穫で、ハーブ教室でも実際に挿し木をしました。LavenderとRosemaryhが上手く育っている方が多かったですが、Lemon Verbena は根が出る前に枯れてしまったとのことでした。採取した枝が細かったのでそれが原因だと思いますが、来年、リベンジしたいと思います。(以前の投稿を参照してください)
初冬の作業は、今年1年目のLemongrassの初収穫と掘り上げての株分けでした。根が張った株を分けるのは大変ですが、教室の皆さんのお陰で無事に終えました。後は、持ち帰って冬ごえをさせ、来年の田植えの季節に畑に移植し直します。
LemongrassとLemon Verbenaに菰をかけて今年の冬の準備が終わりました。
今年も恵みをありがとう!
来春にはまた、Camomile Germanの芽がふき出してハーブの季節がやって来るでしょう。
2022.12.30